聴く・伝える ひだまり保育園
これを書いております本日は、10月の第二土曜日。
ひだまりの第二土曜日といいますと、午前中は「がんぼリズム」
午後は「卒園生のコアトレーニング教室」です。
今月は運動会があるので、がんぼリズムはお休みで
その時間かけて こどもがいつも遊ばせてもらってる
叔母の畑の草刈り大会でした。
さて、そんなバタバタの日々の中ですが
不定期連載となっております「みんなの記事」
今回は このブログでも何度もお知らせして参りました
【ひだまりオンライン講座】の運営を
2年間務めていただいた 塚本加世さんです。
【ひだまりってこんなところ】
わたしとひだまりの最初の接点は、
わたしが支援のいる小さな仲間たちと日々を過ごしていた約10年前。
自分の知識・能力のなさに打ちひしがれていた20代前半のわたしを、
ダンジョー先生にして「保育バカ」 と愛を込めて呼ぶ実の母が
リズム講座に連れて行ったことがはじまりでした。
その場で育ちあい冊子を購入、
職場に持ち込み、困ったら読む。
それがまさか、
自分の経営する会社が仕事で
ひだまりと関わるようになるなんて、夢にも思いませんでした。
(ひだまり育ちあい冊子は▲こちらから byダンジョー)
ダンジョー先生はわたしに、よく
「なんでひだまりのことを、こんなに応援してくれてんか」と言わ れます。
言われるたびに、
「そんなに応援できてるのか…?」と疑問符が浮かびますが、
わたしがひだまりを 応援できているとするのなら、
その行動の理由はひとつで、
それは 「ひだまりはこの世界にとって必要な場所だと思うから」 です。
もっと掘り下げて言うなら、
「ここでこども時代を過ごしたということが、
生涯その子の「生きる」 を支えることになる、
そういうこどもさんとお母さん、ご家族が必ずいる」
と、思っているからです。
「この子は、できない子」
「できない子は、うちの園にはいらない」
「わたしは、関わりたくない」
「悪いのは、この子、この親」
わたしは、
そういうことばや態度に出会う機会の多い環境で仕事をしていました。
でも、ダンジョー先生やひだまりの先生たちを見ていると、
なにかそういうものをカラッと吹き飛ば すパワーを感じます。
「こどもは必ず、よくなりたい、もっとかっこいい自分になりたいと思っている!」
その確信をもって、
こどもの口からだけではなく、
足からも、
立ち方からも、
手からも
筋肉からも
こどもの声を聴いている。
聴ける技術を磨いている保育者がいる、
だから、
ここはこどもの声を、思い を聞いてもらえる保育園です。
さて、
最後にわたしがよく知っているひだまりの姿を少しご紹介しますね。
わたしがひだまりに行くのは、
たいていの場合、日の落ちた後。
オンライン講座の撮影に伺います。
もうこどもたちはすっかり帰ったあと。
でも、不思議ですが、
誰もいなくてもひだまりって、
「こど も時代」のにおいがするんです。
こどもたちが生活を紡いでいる、
密かだけど確かな、ずっしりとし たにおいがします。
そして撮影が始まると、
ダンジョー先生はめっちゃしゃべります。
ちなみに、ダンジョー先生が
いわゆる「間違い」でNGを出したことは、
2年間ほぼほぼありません でした。
だいたい、「うわあ!10分も長くしゃべってしもうたあ!」です。(笑)
わたしはたいてい、
「届け、届け」と願いながら、
カメラをチェックしていました。
あの子がなんで、こんなんなってしまうんか分からん、
けど、分かりたい、と思っている保育士さん
なんでこの子は寝んのんじゃろう、飲まんのじゃろ、
と涙が出てくるお母さん
この子の困り感をなんとかしてやりたいなあ、
と思う支援のいる仲間と日々を歩む方々
その方に届くことで、
私たちが直接出会うことがなくても、
笑顔になる方がいる
そしてその方が受講して下さったことが、
ひだまりが活動する力になる。
「聴く」保育園、
そして
「伝える」保育園であるひだまり保育園。
必要としておられる方との素敵な出会いが、
たくさんたくさんありますようにと心から祈っています。
塚元加世
加世ちゃん ありがとうございました。
「聴く」「伝える」
うん、うちらがすっごい大事にしてることだ!
傾聴するっていうのは、耳だけの力で出来ることじゃないんです。
聴けるからだ。
聴きたいと思う心。
聴いて理解する認知力。
聴いたことを実行できること。
そんな総合力で「聴く・傾聴する」ができるのです。
伝えるっていうのは、喋る力だけで出来ることじゃないんです。
言葉を紡ぐ力
相手に届く言葉を選ぶ力
その場の状況を考える力
相手を思う力。
伝える言葉に力を与える自分自身の行動。
そんな総合力で「伝える」ことができるのです。
ほんとうに、そういう保育ができる場でありたい。
そう思って 日々力を尽くしていきます。
かよちゃん、本当にありがとう。
byダンジョー
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