ひだまりは少人数です(えっへん)
しろつめくさの花冠の似合う ステキな娘に
「行かん」と名指しされた エンチョーのダンジョーです。
ちょっと平和公園の記事の続きを書かないといけないと思いながら…
前回の記事は
その前と続きで 年中から転園してきてくれたお母さんの記事でした。
「転園児の気持ち」のなかで、
お母さんが
『小人数だから新しい人はすぐわかるんだなと、
それにしてもみんなフレンドリーで』と
書いて下さっていたのを読んで
「ひだまりが少人数でいるわけ」を書いてみたいと思い
モニターに向かっています。
かつて、私は
「 少人数というのは、ねらってそうしてるんじゃないんです」
と、そんなことも言っていました。
が、
今ではやっぱり「選んで」「わざわざ」少人数です。
まああと5人増えても1クラス15人とか
今の年少クラスは 5人増えても11人とかですから
傍から見たら 仕方なく少人数に見えるかもしれません。
でも、
入園の時期も
入園までの過ごし方・集団に通っていたかどうかとかも 全く違うこどもたちと
野山で遊んで、
無事お家に帰られるように見守るだけじゃなく
その子らしく その子の本当のステキなところが花開くように
科学とロマンをつめこんで一日を組み立てる。
その子が自分のことを好きになるために
可能なことを全部やりきろうとしたら
この不器用きわまりない私たちには
そうそう大人数にはできないんです。
いや、そんな消極的な言い訳じゃなくて
私たちだから、少人数を選んでそうしているのです。
人数が少ないから、フットワークも軽い。
保護者の方ともしっかりつながりあえる。
(大きな園でもフットワーク軽い園もあるし
保護者同士・保護者-職員ががっちり手を組んでおられる園もあることが分かってます(^^;))
全園児のことを、全職員が知っている。
どの子がどんなことをがんばってるか、
職員がみんなわかっていて、
違うクラスの大人も応援したり拍手したりしながら過ごしています。
少人数だと小学校に入ったときに
集団が大きくて、こどもがしんどいんじゃないか?そんな声もよく聞きます。
そんなとき思い出す卒園生のお母さんの言葉があります。
「クラスの人数が20人でも40人でも
こどもが一緒に遊ぶのは せいぜい5~6人のグループ。
だから、そのくらいの人数の中で
自分の気持ちを出したり
相手の気持ちを受け取ったりする練習をしっかりしておけば
小学校に行っても 大丈夫ですよ」
実際には、その子その子の個性もありますし
文字通りいつだって平気ってわけにはいきません。
そりゃ、誰だってどんな園を卒園してたって同じですよね。
でも、本気で自分と向かい合うことを
何年もかけて練習していくひだまりの子たちは
自分のことをちゃんと認めて育っていくので
就学してからも、自分の足で立っていけるのです。
ひだまり保育園は
少人数のクラス編成で 大人が本気でこどもと向かい合う。
そんな場所です。
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