こどもに伝えたいことを身体で学ぶ園

ひだまり20周年記念 glowing-project

「ひだまりのこと みんなで話そう」第2回目。

~こどもに伝えたいことを身体で学ぶ園~

保護者さんが書いてくださいました。



◼️妊娠中、

これから生まれて生きていく子どもへ伝えたいことはなんだろう?

と考えていた中で思ったことは

「自分とは異なるものと共に生きていること」

ということでした。


異なるものとは、

他人であり、

自然であり、

虫や動物でもあります。


兄弟のように過ごす仲間たちと

時に問題が起きれば、

大人がその場をいなしてやり過ごすのではなく、

助言を添えながら

子どもたち自身で考えることを大切にしてくれ、

自分とは違う考えをもつひとがいる

ということに向き合わせてくれる。


園のお散歩では

畑や山、川を歩き

見たり触ったりしながら

知ることのできる植物や、

自分たちで収穫して食べる作物たち。

季節の流れの中で

様々な虫などの生き物を間近で見る体験。


そんなかけがえのない宝物を与えてくれる自然ですが、

時には災害となる怖さを持つからこその

毎回真剣な避難訓練など。


それらを通して、

自分ではコントロールできるはずがない

大きなものと共に生きていることを体感できる。


私が子どもに伝えたいと思ったことが

包括的に身体で学べる場所が、

ひだまり保育園だと思っています。

◼️「保育園は家や職場に近いのが1番いい」。

そんなどこからともなく入っていた情報を

思い込んでいたこともあり、

乳児期は家に比較的近い園に通っていました。

1クラス20人程。

昨今の保育士さん不足もあってか、

日々先生方がルーティンを淡々とこなしていく

というような様子に見えてしまい、

”母の楽さ”を優先して

大切な乳幼児をここでずっと過ごしていいんだろうか

という疑問をもち、

ひだまり保育園へ転園しました。


転園して、とても実感しているのは

先生方に自分の考えや理念があり、

主体性があるということです。

子どもにひとりの人間として向き合い、

こうしたら良いのではああしたら良いのではと

考えて向き合ってくれています。

それが保護者としても日々感じ、

わかるからこそ、

園に協力できることがあればと

行事や手伝いにも積極的に参加したいという気持ちになる、

という大人たちの良い循環が生まれているような気がします。


そんな良い循環の中で子どもが育つことができるのは、

幸せなことだと思います。


なんでも吸収して過ごす大切な乳幼児期に、

大半の時間を過ごす保育園という場所。

いまは、その場所を選択できる良い時代です。

だからこそ、

「どんな大人たちが居る場所で子どもたちが過ごしたらより良いのか」を考え、

選択してみるのも良いのかもしれません。

ひだまり保育園*安藝里山保育

広島市の東の端っこ 矢野 にある 認可外私立保育園です。 民家を利用して、 40人程度の小集団で暮らしています。

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