「お茶がどうしたん_?」願いをもってやりとりします

今回は、ことし年少クラスの担任をしてる

ヒロミの記事です。

こどもと面白いことするのが大好きで得意なヒロミ。

こんなこと考えてたんだな~~笑



14年前、私がひだまりで働き始めたころ、

驚くことが山のようにありました。 

その中の一つが

 「おちゃ!」

です。 


子どもが「おちゃ!」と言うと、

大人が「お茶がどうしたん?」って聞くんです。 


 そんなの、お茶が欲しいに決まってるじゃん。

 なになに? 

どういうこと? 

 あるときは、

 子ども「しっこー!ダンジョー しっこー!」 

大人「ダンジョーは しっこじゃないよ」と。


 おしゃべりができるようになってきた子には、

必ずといっていいほど、そう応えていました。


 といっても、もちろんそれでおしまいではありません。

 大人「おちゃ!じゃなくて、お茶をどうして欲しいか言わんとね」

 子ども「おちゃ、ちょうだい」 

 と話すようになるわけです。 


 こんなこともありました。 

子ども「あ~のどかわいたな~。あ~のどかわいた」 

もちろん大人に聞こえるように、

周りをうろうろしながら訴えてるんです。 

 普通?なら「喉渇いたね~。お茶飲もうか」となるはずが・・・

 大人「それは独り言っていうんだよ。

 喉が渇いてお茶が欲しいときは、

 ちゃんとお茶くださいっていうんだよ」と。 


 わざわざ こんなやりとりをするんですよ。


 そこにはちゃんと願いがあって、

 人に物事をちゃんと頼む

 自分の気持ちを最後まで伝える

 それを生活の中で学んでってね

ってことだったんですよね。


 ひだまり保育園って

お散歩、どろんこ、リズムが魅力ですが、

こんな生活力?がさらなる魅力かな~って思ってます。 


 そんな中で育った小4の私の娘。 

娘「母さん、お茶!」

 母「母さんはお茶じゃないよ~」

 娘「も~めんどくさい!(自分でお茶を入れる)」

 母「(^^)」

 ひだまりで培った物は? と思ってしまいそうですが、

そういう頼み方は良くないってことは ちゃんと知ってる。

 だからいいんです♪ 


 ひだまりの生活は改めて、

そうだなと勉強になることがたくさん! 

相手も自分と同じ人間。 

自分も相手も大事なんだよ~ってこと、

大人も子どもも教えてもらってます。    

ひだまり保育園*安藝里山保育

広島市の東の端っこ 矢野 にある 認可外私立保育園です。 民家を利用して、 40人程度の小集団で暮らしています。

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