平和を考える絵本たち

今日の ひだまり保育園 園から発信するLINEで

こんな文章を流しました。

「園で読んでやるもの

 また、幼児には難しいけどぜひ読んでほしい

 檀上個人蔵の平和の絵本を貸し出しします。」

蔵書はもっともっとありますが

まだこどもたちに読んでやってないものもあるし

そういうのは次回に並べることにして。


この中で私がいま推してるのは


「戦争は」
ジョゼ・ジョルジェ・レトリア (著), アンドレ・レトリア (イラスト), 木下 眞穂 (翻訳)

本当に素晴らしい。

戦争は、何を求め、何を好み、何を目指すのか。

暗い画面ですが、たくさん考えることのできる一冊。

そして

村上春樹訳で話題にもなった この絵本。

これも、こどもらに読みました。


第12次世界大戦のため、

町も野山も畑も何もかも無くした人類が、

たった、1本残っていた

世界で最後の花をキッカケに、

再び愛を取り戻し、家族になる。

森も蘇る。

靴職人も詩人も働き始め、

やがて住むところをめぐり再び戦争が始まる。

戦争の理不尽な始まりを見事に描いた絵本です。

終わったあと、

しーんとしていたこどもたち。

途中まで戦争なくなって良くなってたのに……

なんでまた戦争してしまったん……

どんな話なん……

この本どういうこと?

ハッピーエンドに慣れてる子らには心のザワつく1冊だったようです。


「もっとおおきなたいほうを」は

ユニークな 軽いタッチで描かれていますが

戦争がどんなくだらない話ではじまるのか

軍拡・傘の下理論がどういうことか

こどもたちが超絶納得できる形で描かれています。

これも毎年欠かさず読んでいます。


棚にある本全部書きたくなっちゃうな。

どれも大切な こどもたちに手渡したい本です。


ひだまり保育園*安藝里山保育

広島市の東の端っこ 矢野 にある 認可外私立保育園です。 民家を利用して、 40人程度の小集団で暮らしています。

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