「比較三原則を子育てに」続編
昨日の「比較三原則を子育てに」の続編です。
こんにちはこんばんは
ひだまり保育園エンチョーダンジョーです。
今日お誕生日の人おめでとうございます。
昨日、運動会を終えて書いていただいた連絡帳をご紹介しました。
そのノートを読んで私の心に浮かんだのが
みうらじゅんさんの名言 比較三原則だったのです。
このノートを書いて下さった保護者さんの
お知り合いの「辛かった」の言葉の裏にあるものは、
「育ちのスピードが他の子と違うこと」
「不得意があること」が辛かった ということでしょう。
でも、考えてみれば
私たち大人も 得意不得意は誰にでもある。
誰かに出来てるのに、自分がどんなにがんばっても追いつけないこと
ありますよね…。
例えば私がピアノ曲が弾けないとか。
こどもは 誰でも 育つスピードが違う。
しかも
分野によっては 一般的な子よりよく分かるけど
ある分野については、本当に分かりづらくて なかなか伸びない
なんてこと、普通にあるんですよね。
普通にあるというより、それが当たり前。
それでも、伸びしろが縮まない子もいて
その子には、そっと応援を手厚くしていくわけですけど
それは「その子に伸びる可能性がないのではなく」
ただ単に、そういう育ちの速度の子
そういう不得意がある子というだけなんですよね。
「他の子と比べて辛かった」お母さんは、
保育園の担任から その子がどんなにがんばってるか伝えてもらってるのかなあ。
その子がいまどんな課題を持っていて
その子が育つために、どんな応援してるか
その子の姿を周りの子がどんなに応援してくれてるか
伝えてもらってるのかなあ。
保育士は、そういうことを伝えるのが仕事の大事な一面だと思うんだよなあ。
比較三原則は、ただ比べると辛くなるから比べない
なんて浅い意味じゃないと思うんですよ。
みうらじゅんさんは、仏教に造詣が深く
ふざけてばかりいるけれど、
その実、心のありようについて本当に真剣に考え続けておられます。
そんなみうらじゅんさんの言われる意味を考えてみると…
比較しないというのは、
ただそこにある命の姿をそのまま認めるということ。
良いとか悪いとか、早いとか遅いとか
立派とか愚かとか
こどもが育つ姿を、そういう見方をしないということ。
人のある姿を そういう見方をしないということ。
なんじゃないかなあと思うのです。
でもねえ
わが子をそんな風に見るってなかなか…ですよね。
だって恋は盲目ですもん。
わが子のことを冷静に考えられるって 難しすぎ!
だから、保育士がいるんです。
保育士は 保護者の愛情には勝てない。
その分 外野からだから 大事なことを見つけやすい。
だから、保育園で、チームで子育てするんですよ。
比較三原則。
それを実行するために、保育園があるんです。
ひだまり保育園では、2歳児さんを募集しています。
来春年少さんに上がる学年のお子さん、ぜひひだまりにあそびに来て下さい~♪
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